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無神論グループ「ふかち会」の立ち上げ報告と理由

無神論・不可知論者のグループ「ふかち会」を立ち上げました。
誰かに相談して立ち上げたわけではないので、今のところ会員は0人です。
このまま会員が増えなければ、静かに消そうと思います。
会員0人なら自分のTwitterで発言した方が影響力があるので。
よかったら無料会員登録Twitterのフォローをお願いします。

で、なんでこんなグループを作ったかというと、「日本に宗教を批判するような無神論者グループが存在しないのは危険じゃないか」と思ったから。
米国ではリチャード・ドーキンスのような戦闘的無神論者の影響もあって、宗教に批判的な無神論者グループがあるんだけど、日本ではあまりそういった話を聞かない。
それは米国と日本の状況の違いが大きな理由だと思う。

米国では無神論者は圧倒的多数派である有神論者から迫害を受けてきた歴史がある。
キリスト教は政治に強い影響力があるし、政治の側も宗教団体のご機嫌を取ろうとする。
ID説のようなニセ科学を教育に持ち込もうとして騒ぎを起こす。
米国の無神論者はこういった宗教からの攻撃に対抗する必要があった。

それに比べれば日本の宗教は大人しい。
一部危険な思想を持った宗教団体もあるが少数派。
日本は無神論者が多い国なのだ。
日本の宗教団体が公式発表している信者数を足したら日本の人口を超えるけど、それは置いておくとして。
有神論なしに積極的無神論は生まれないので、宗教がおとなしいと無神論者も大人しいのだ。

しかし、日本に宗教問題がないわけではない。
たとえばカルト宗教問題。
エホバの証人創価学会親鸞会のような宗教団体による宗教勧誘や多額の献金の要求や人権侵害が問題になっている。

世界共通の問題としては、子どもの信仰の自由の問題がある。
親が宗教を信仰しているからといって、子どもがその宗教に入れられたり、小さい頃から宗教の刷り込みを受けてしまうのは、許されることなのだろうか。

政治の場では、創価学会が支持母体の公明党が与党となって、政治に強い影響力を持っている。
市議会では幸福の科学が支持母体の幸福実現党候補が当選。
先の参院選では、カルト宗教とされている親鸞会の現役信者を野党が統一候補として推薦した問題もあった。
日本会議のような宗教団体の流れのある政治に影響を及ぼそうとする団体もあるし、政治家が靖国天理教の教会に参拝することもある。
まあ、国民の中に信者がいる以上、議員が宗教の影響を受けているのは自然なことなのかもしれない。

しかし、宗教の教義には受け入れがたいものもある。
特定宗教を信仰している人だって、自分が信仰している宗教以外の教義を見たら受け入れられないものもあるだろう。
これは宗教に限った話ではなく、「鬼十則」なんかは受け入れられない人も多いはず。
宗教や会社は気に入らなければ辞めればいいが、国の政治がそういった教義の影響を受けてしまうと、国民を辞めるのはハードルが高い。

教育の場では、育鵬社の公民の教科書にサムシング・グレートが記載された事件があった。
サムシング・グレートはID説の一種で、「生命は偉大な存在(サムシング・グレート)によってデザインされたのだ」っていう荒唐無稽な説。
百歩譲って宗教の授業でやるなら理解できるんだけど、神ではなくサムシング・グレートと呼んでいることが重要で、宗教じゃなくて科学だと主張している。
しかし、この説の提唱者の村上和雄天理教の信者で、自著の中でサムシング・グレート天理教の「親神様」であることを認めている。

教育の場でいうと、これは子どもの信仰の自由にも関わる問題だが、宗教系私立学校ではこれから判断力が育もうという子どもに信仰を刷り込んでしまうという面がある。
宗教系私立学校を今すぐなくせというのは非現実的だが、やはり過度な刷り込みが行われないか監視が必要だろう。

こんなふうに、日本でも宗教問題はある。
しかし、公明党は表向きは宗教色を控えてるし、サムシング・グレートの教科書記載も騒ぎを起こすことなく行われてしまったので、無神論者による大きな反発はあまりなかった。
そして大きな騒ぎにならないのは監視したり抗議するような団体がないからというような面もあるのではないかと思う。
そう考えると、日本にも無神論者グループが必要だ。

というわけで、ふかち会に会員登録してみませんか?
運営に協力してくれるボランティアの方も募集します。
宗教問題に関する知識が豊富な方の協力が必要です。